11月最初の飛び石連休。
週間天気予報通り2日は雨模様。であった。
その通り、移動日は晴れで、山行時は雨の天気予報は当たってしまった。
予報官に感謝です。(?)
登山を計画するにあたって、当然天気も気になる。
自分を含め、メンバーのスケジュールの調整もしなければならない。
全てが都合よくはならない。その状況下の中でどのような山行が
出来るのかが大事なことである。
また、悪天候の中での行動はどのように判断すれば良いのか。
これがいつも学ばなければならないと感じている。
さて、今回は裏妙義の国民宿舎に前泊。登山口を確認して翌日に備える。
700頃出発しようとするも雨が降り出す。雨具を装着して
籠沢登山口から丁須の頭を目指す。大岩二段の鎖に到着。
ガイドブックによるとここが困難ならば引き返すことと書いてある。
すでに雨は降っており岩も鎖も濡れている。迷った中、ロープを出し通過。
雨の中、コンテで時折スタッカットに切り替えて、籠沢のコルから
丁須の頭取り付きに到着。ここまで約3時間程の行程。
稜線に出ると風も強くなり、寒く雨はまだやみそうもない。
丁須の頭の取り付きには2箇所の鎖があったがどちらもほとんど垂直で
足がかりは少ないようであった。事故が起きるのは納得出来る。
天気の良い状態の時を再びと願ってこれから先の縦走路は断念して下山。
下りもあまり良くなくスタッカットで確保しながら、最後は懸垂して
約2時間ほどで登山口に着いた。
雨の平日ということもあり、今回の山行で他のパーティは合わなかった。
無理はしなかったが、垂直に近いスラブでの鎖登りは確保なしでは
腕力を必要とするので怖いところがある。ロープによる手段を使うべきであろう。
翌日は最高の天気で登山者は続々出発していた。人気コースなのだ。
群馬県警が登山指導をしていた。
数年前に英彦山でレスキューの講習を受けたのも群馬県警の方だった。
縦走は出来なかったがそれなりに良き山行であった。
表妙義も面白そうだ。このあたりは雪もあまり振らないとの事。
再び谷川岳と共に来訪したいと思う。