2018年5月6日日曜日

槍沢

横尾山荘に早めに到着しょうと思い、小倉からの夜行バスを使った。
事故で2時間程遅れ、名古屋に到着。これでは前日から出発した意味がない。
指定席にも乗れず、松本まで立ちっぱなしの状態で新島々へと松本電鉄に乗り換える。
上高地から横尾までコースタイムは約3時間程。時刻は昼過ぎの2時半なので
小屋までは急がねばと思う。5時半過ぎに横尾に到着する。
天気予報では午後から天気が回復傾向だった中、濡れずに歩けた事は良かった。
深夜は星も出ていて明日の槍沢が楽しみである。予報では晴れ傾向。
翌日の朝は雪である。山荘の前もうっすらと積もっている。久しぶりの連休の雪。
降り続く雪の中ババ平を過ぎ、いよいよ槍沢にはいる。
赤旗の設置されている雪原。
沢を左に見ながら、そして沢は雪の中に埋まってしまった。
いつも不思議に思う。どのような状態(推移)で川の上に雪が覆われるのか?
アイスクライミングの時もそうであるが、氷の下に水が流れている。なしか?
積雪も多くなり天気も良くない。だんだん視界も悪くなり、状態も良くない。積雪は増してきた。
雪崩の事も頭をよぎる。悩みながら歩を進めるも天狗原分岐付近で下山と判断する。
たぶんこの辺りは快晴であれば広い雪原であろう景色が見えたにちがいない。
その先に槍の穂先が見えたはずだ。その景色の一枚を写真に収めたかった。
下山は視界が悪い中、時折、赤旗を追いながらの下っていった。
残念だが仕方がない。来年はないかもしれないが。鬼が笑う。
ババ平までテントを担ぎあげれば、槍ヶ岳まで随分と楽になるであろう。
ここまで担ぎあげればの話だが。メンバーと体力?が必要である。