2014年8月17日日曜日

おくらのはな

チンネから帰ったらオクラの花が咲いていた。初めて見たのだが、
きれいな花である。高山植物の花に似ている感じがする。
今年の夏は雨の多い年となった。台風は早い時期から影響を
与え、その為、何をしょうかという気を起こさせない。
当初、10日からの出発だったが、台風のため13日からとなった。
予報は台風一過の晴天をもたらさなかった。
しかし、行くしかない。その為に準備をしてきたのだから。
そうは行っても状況判断で無理をする事はない。
熊の岩は別天地だ。天気が良いときはもっと良いと思う。
なんといってもロケーションはもちろんだが、各岩場への
アプローチがよい。ゲレンデ気分にさせてくれる。
Aフェースを登り、翌日チンネに向かう。
左稜線までのアプローチと下山。出発までに概念図とにらめっこ。
なかなか周囲の状況がのみこめない。が、なんとかクリアー出来た。
早朝、池ノ谷乗越まで長次郎谷をアイゼン、ピッケルで登る。
コルからガラガラの池ノ谷ガリーから三の窓へ。チンネは目の前。
ここから見る左稜線は傾斜がゆるく見える。
再び取り付きまでアイゼンをつけ向かうも雪渓があり、右往左往。
雪の状態が今年は少なく岩とのシュルンドが寄せ付けない。
少し時間はかかったがスタート地点に。1ピッチのみ触り下山。
天気があやしい。雨も降り出した。中央チムニールートに取り付いた
他のパーテイーは雨の中まだ登っている。
三の窓から池ノ谷乗越へ登り返すも、雨は本降りとなった。
長次郎雪渓をロープで確保しながら下山。先日、ここで滑落
遭難があり、われわれが登る際、救助隊が上からおろしていた。
雨の中、剣山荘へ逃げ込んだが、ザックの中はほとんど濡れていた。
ジップロックに入れていたものは良かったが、薄いビニール袋は
ひどい雨の時は駄目である。しかし久しぶりの大雨であった。
翌日のJRは遅れ気味で夜遅くの帰宅となった。
今回、左稜線を完登出来なかったが、天気のせいにしておこう。
メンバーは皆、天気が悪い中、それぞれがんばった。
おかげで、あの場所まで行くことが出来た。ありがたい。
二年続きの剣のクライミングに出かけたが、もっとトレーニングを
積まねば、登らせてはくれない。
濡れたザックでの下山はきつかったが、とにもかくにも
事故もなく帰宅出来た事がよかった。









2 件のコメント:

  1. いろはさん、こんにちは。
    ご無沙汰してます。(*^-^*) 本当に今年の夏は雨ばっかりです。
    トレーニングを重ねて臨んだのに、悪天候の為やむを得ず下山しなくてはならなくて残念でしたね。
    でも写真で奮闘ぶりがわかりますよ!
    時々アップされる花の写真などもけっこう楽しみです(*^-^*)

    返信削除
  2. 何度か長次郎雪渓を登ると、以外に近く感じることはどうしてでしょうか?
    昨年は天気もよく最高でした。今年はこれまでの問題点が解消されました。
    池ノ谷乗越までのアプローチ、またガリーなど、それなりに体験できたことは
    良かったと思います。
    雨予報の中できるだけの事はメンバーが協力して出来たことだと思います。
    いろいろな山域がありますが私にとって好きな山域のひとつです。
    来年出来るかは努力次第かな?

    返信削除