2014年9月29日月曜日

大台

2007年の岳人に掲載されていたが、今回縁あって
サマーコレクションに登ることができた。
メンバーは3人。関西からEさん、Kさんと私である。
大台ケ原といえば多雨地域であり、岩場のコンデイションが
心配な所である。昨年も計画してはいたが台風等の影響で断念。
今回は天気も最高で岩も乾いていた。
最近の大台の山は事前にレクチャーを受けなければならない。
リーダーが申し込んでメンバー全員の受講が必要である。
大阪からは前夜発、日帰りクライミングである。
やはりこちらからと比較しても随分とその差は出る。
さて、レクチャーを済ませ、取り付きへ出発。
遊歩道から涸れ沢にはいり岩場の基部を巻くのであるが、
下降しながら沢の近くまで下ることになる。約1時間位。
初めての所なので1ピッチ目はリードさせてもらった。(40m 5.5)
ルート名を刻んだプレートからが本当のクライミングになる。
この2ピッチ目もリードするも途中から時々A0を使用。(30m 10a)
見た目以上に難しく感じられた。カチもなんとなくあまくて効かず
スタンスが決まらない。
3ピッチ目はKさんに交代。問題なくクリアー。うまい。(50m 10a)
4ピッチ目からが今回のルートの核心である。
1テンは入ったが体も岩にも慣れてきている感じがする。(15m 10c)
3人では狭いテラスなので5ピッチ目をそのままリードするが
最初だけであとはグレードはそれほどでもないと感じる。(10c)
6ピッチ目は分かりづらいのでKさんリード。(35m 5.6)
7ピッチ目はいよいよここのルートのハイライトである。
解説には高度感がすごいとあったがまだ余裕があり、それ程でもなかった。このピッチだけノーテンだった。(30m 5.9)
8から最後の9ピッチはKさんにお願いして快適に終わろうと
思ってはいたが、(どちらも5.9)
8ピッチはワンポイント、スタンスに労するし、9ピッチ目は終了点
直下の小ハングがあったりで
なかなか最後の最後まで密度が濃いかった。
ルート中のピン間隔は比較的短かく、1ルートにヌンチャクは
10~15本程。
マルチの中でフリーをイメージさせるルートであった。
下山は日没となり、ライトを使用。藪のない見通しの良い尾根を
忠実にたどり30分程で登山道に合流した。
このルートを開かれた開拓者に感謝する次第である。
また今回、同行していただいたEさん、Kさん、有難うございました。
岩質への慣れとルートファインデイングの向上をしなければ
オンサイト能力はあがらない。
次はリードしてない部分のピッチを含めレッドポイントを目標に
課題が残った。








2 件のコメント:

  1. いい写真ですね( ´ ▽ ` )ノ

    楽しいルート感が伝わります☆彡
    開拓者に感謝!!

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  2. 初めての所はいつもどんな感じかな?と思ってます。
    今回のアプローチも悪くはないがよくもない。しかし、
    クライミングをするのだから当然でしょう。比叡、本匠が
    良すぎるのです。
    雨の多いこの地域に天候とメンバーに恵まれたことが
    一番でした。
    また、ルート的には開拓者のこだわり等が伝わる場面があり、
    よいクライミングが出来ました。
    悔しいけど、少し遠いですね。
    大阪近郊の方は前夜発日帰りコースです。
    ハンドトラバースは爽快でした。

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