2014年12月31日水曜日

大神駅

きょう年末の31日。
愛宕神社に一年の感謝とお礼の参拝に行ってきた。
午後から天気が大荒れになるというので、往きはバイクだが復路はJR。輪行である。
山旅ロガーを設定して、自宅を出発。記録では片道13kmである。
ロードバイク暦2年を経て初めての輪行を行った。
 輪行は何かロマンを感じる所がある。
また、片道切符となり、帰りの時間を短縮することが出来る利点もある。
日中の空いた車窓から正月前の風景を眺めながら帰路に。
バイクの入った輪行袋を提げて乗車するのはいつもと
違った雰囲気で充実感を覚えたものだ。
今年一年、特に何事もなく平穏無事に過せた事に感謝です。




2014年12月23日火曜日

尾平の年末

さて、今日の祭日に集まった平均年齢はたぶん60歳くらい。
総勢6名。(ゴンを含めて)
最近の天気は雪の降り積もる寒い日が続いている。
尾平は祖母山の登山口であり標高が高い。
当然この時期には気温が低い。寒さ対策は必要である。
しかし、このコーチ岩は南向きであり、今日は風もなく、
暖かかった。岩のコンデッションは良く、快適に(?)登れる。
本日はKさんのリクエストで尾平のスラブのクライミングである。
何本か登った後、{臥龍松}を薦める。グレードは10Cである。
私としてはこの尾平に来たからにはぜひ取り付いてほしい
ルートのひとつである。
期待通り、ワンテン入ったもののなんなく終了点へ。さすが。
このスラブのルートが開かれて10年以上になるが、ここに
来ればなんとなくいやされ、スラブのどきどき感を味わえる。
夏も良し。インデアンサマーの日は冬でも良き岩場である。
2014年は残りわずか。


2014年12月5日金曜日

師走

 なんとか今年も国東の紅葉に間に合った。
昨年は張り切って両子寺に行ったのだが残念な
事にあまり良くなかった。
 散り始めてはいたものの午後の陽射しはやわらかかった。
富貴寺へと回り、黄色くなったイチョウの葉を踏みながら散策。
 おばあちゃんの梅干。やっぱり すっぱい。田舎の味だ。
今年も、もう師走に入った。一年経つのは早い。
 同級のM君に会った。彼は今年5ヶ月間入院生活を送ったらしい。
手術の後遺症は残ったが彼はそれを受け入れていた。
一年間の約半年を病院で過す事は想像できない。
心身ともに疲れただろう。しかし元気そうでよかった。
今年も残り20日あまり。来年の準備はまだである。
明日、明後日と2日間、
最後のクライミング指導員講習会が始まる。

2014年11月4日火曜日

山口ハイク

久しぶりの
ハイキングは山口県の小五郎山だ。
早朝発、中国自動車道を走らせる。
自宅から、約4時間で六日市インターを降り、登山口に到着。
前夜発も考えたが、この距離なら日帰りは可能だ。
以前、鹿児島の開聞岳に日帰りしたこともあり、山の
行動時間を計算しても可能と判断。
今回の連休では、藤内の壁を登る予定ではあったが、
天気には勝てない。
紅葉を期待して行くも山頂付近はもう色づきとは
程遠く、散っていた。落ち葉を踏みしめての登山となった。
金山谷鉱山ルートからのピストンである。
途中、何箇所か、鉱山跡がある。
間歩があるのがわかる。
間歩は木浦鉱山では間府と書かれていて
定かではないが千人間府だったと記憶している。
歴史あるこの登山道は山本氏の所有地である。
皆さんの努力によって新しく切り開かれた道である。
鉱山は山頂より少し下の位置にある。
登山道になったこの道はトラバースが多いのは、
やはり荷揚げと荷卸しのために作られたものだと感じた。
向峠への道は山頂より少し下がった地点では
大変よく整備されていた。
時間があれば縦走が楽しそうな山であった。
今回は初めてという事もあり、向峠の下山を
割愛してピストンとした。
山行ではガーミンのGPSを装備としてはいるが、最近は
スマホを使い始めた。
アプリの山旅ロガーと地図ロイドが重宝している。
ガーミンは軌跡が出るもよく途切れる。
山旅ロガーではそんなこともなく、高度も示される。
時代は進んでいるのを感じる。
紅葉は低山へと移り行く。


2014年9月29日月曜日

大台

2007年の岳人に掲載されていたが、今回縁あって
サマーコレクションに登ることができた。
メンバーは3人。関西からEさん、Kさんと私である。
大台ケ原といえば多雨地域であり、岩場のコンデイションが
心配な所である。昨年も計画してはいたが台風等の影響で断念。
今回は天気も最高で岩も乾いていた。
最近の大台の山は事前にレクチャーを受けなければならない。
リーダーが申し込んでメンバー全員の受講が必要である。
大阪からは前夜発、日帰りクライミングである。
やはりこちらからと比較しても随分とその差は出る。
さて、レクチャーを済ませ、取り付きへ出発。
遊歩道から涸れ沢にはいり岩場の基部を巻くのであるが、
下降しながら沢の近くまで下ることになる。約1時間位。
初めての所なので1ピッチ目はリードさせてもらった。(40m 5.5)
ルート名を刻んだプレートからが本当のクライミングになる。
この2ピッチ目もリードするも途中から時々A0を使用。(30m 10a)
見た目以上に難しく感じられた。カチもなんとなくあまくて効かず
スタンスが決まらない。
3ピッチ目はKさんに交代。問題なくクリアー。うまい。(50m 10a)
4ピッチ目からが今回のルートの核心である。
1テンは入ったが体も岩にも慣れてきている感じがする。(15m 10c)
3人では狭いテラスなので5ピッチ目をそのままリードするが
最初だけであとはグレードはそれほどでもないと感じる。(10c)
6ピッチ目は分かりづらいのでKさんリード。(35m 5.6)
7ピッチ目はいよいよここのルートのハイライトである。
解説には高度感がすごいとあったがまだ余裕があり、それ程でもなかった。このピッチだけノーテンだった。(30m 5.9)
8から最後の9ピッチはKさんにお願いして快適に終わろうと
思ってはいたが、(どちらも5.9)
8ピッチはワンポイント、スタンスに労するし、9ピッチ目は終了点
直下の小ハングがあったりで
なかなか最後の最後まで密度が濃いかった。
ルート中のピン間隔は比較的短かく、1ルートにヌンチャクは
10~15本程。
マルチの中でフリーをイメージさせるルートであった。
下山は日没となり、ライトを使用。藪のない見通しの良い尾根を
忠実にたどり30分程で登山道に合流した。
このルートを開かれた開拓者に感謝する次第である。
また今回、同行していただいたEさん、Kさん、有難うございました。
岩質への慣れとルートファインデイングの向上をしなければ
オンサイト能力はあがらない。
次はリードしてない部分のピッチを含めレッドポイントを目標に
課題が残った。








2014年9月24日水曜日

宮前にて

先日、宮前エリア前のスペースに駐車して前高エリアに
行く準備をしていたところ、軽トラの方から話しかけられた。
「どちらからですか」の返答にとりあえず大分の地元です
と答えた。いろいろ話を聞くうちにここの地区の方らしい。
大切にしていた茶畑を汚された事への気持ちを知らなければ
なるまい。
それとなく注意事項の看板が目につく事が最近ある。
クライミングエリアへの立ち入り禁止が現実にはある。
大台はレクチャーを済ませ、登攀が出来る地域である。
週末からの天気を気にしている。
最近は八面に集中。やっとカチに手がなれたというか
外岩になれたかな?取り付けばよいのだ。答えは出る。




2014年9月16日火曜日

2014.9月鉾岳

鉾岳のクライミングは久しぶりであった。
3人パーテイー、2組で臨む。
9時過ぎに登攀開始。中央バンド終了12時過ぎ。
大滝左ルートにはいり核心部を登り二の坊主を終了し、
懸垂下降にて、基部着5時頃。フィックスロープから下山。
駐車場着6時頃であった。
外傾バンドに不安を感じていたが、トラバースも難なく通過して、
問題はなかった。
大滝左ルートは以前登ったこともあり、グレードは高くはなるが
細かいのを拾っていけばよいだろうと考えていた。
しかし、疲れもあり、トラブル発生。Mさんからのへルプを
借りて、ビレイポイントに着く。フォローの2人を引き上げ、
二の坊主の基部を巻き残り1ピッチのポイントに着く。
山頂に登った後、懸垂下降2回で再び基部へ。
下山のフィックスロープは以前より悪くなっている。
ライトの使用なく駐車場に着いた。
今回、縁あって鉾岳に登らせていただいた事に感謝する次第。
人口壁も登らないといけないが、外岩はもっと登らねばと思う
このごろである。


2014年8月17日日曜日

おくらのはな

チンネから帰ったらオクラの花が咲いていた。初めて見たのだが、
きれいな花である。高山植物の花に似ている感じがする。
今年の夏は雨の多い年となった。台風は早い時期から影響を
与え、その為、何をしょうかという気を起こさせない。
当初、10日からの出発だったが、台風のため13日からとなった。
予報は台風一過の晴天をもたらさなかった。
しかし、行くしかない。その為に準備をしてきたのだから。
そうは行っても状況判断で無理をする事はない。
熊の岩は別天地だ。天気が良いときはもっと良いと思う。
なんといってもロケーションはもちろんだが、各岩場への
アプローチがよい。ゲレンデ気分にさせてくれる。
Aフェースを登り、翌日チンネに向かう。
左稜線までのアプローチと下山。出発までに概念図とにらめっこ。
なかなか周囲の状況がのみこめない。が、なんとかクリアー出来た。
早朝、池ノ谷乗越まで長次郎谷をアイゼン、ピッケルで登る。
コルからガラガラの池ノ谷ガリーから三の窓へ。チンネは目の前。
ここから見る左稜線は傾斜がゆるく見える。
再び取り付きまでアイゼンをつけ向かうも雪渓があり、右往左往。
雪の状態が今年は少なく岩とのシュルンドが寄せ付けない。
少し時間はかかったがスタート地点に。1ピッチのみ触り下山。
天気があやしい。雨も降り出した。中央チムニールートに取り付いた
他のパーテイーは雨の中まだ登っている。
三の窓から池ノ谷乗越へ登り返すも、雨は本降りとなった。
長次郎雪渓をロープで確保しながら下山。先日、ここで滑落
遭難があり、われわれが登る際、救助隊が上からおろしていた。
雨の中、剣山荘へ逃げ込んだが、ザックの中はほとんど濡れていた。
ジップロックに入れていたものは良かったが、薄いビニール袋は
ひどい雨の時は駄目である。しかし久しぶりの大雨であった。
翌日のJRは遅れ気味で夜遅くの帰宅となった。
今回、左稜線を完登出来なかったが、天気のせいにしておこう。
メンバーは皆、天気が悪い中、それぞれがんばった。
おかげで、あの場所まで行くことが出来た。ありがたい。
二年続きの剣のクライミングに出かけたが、もっとトレーニングを
積まねば、登らせてはくれない。
濡れたザックでの下山はきつかったが、とにもかくにも
事故もなく帰宅出来た事がよかった。









2014年7月22日火曜日

夕立

前ぶれもなくと言ったらウソになる。天気は午後からあやしい。
夏のトレーニングとして暑いのはわかっているが
比叡にロープワークの確認等で訪れる。
第二スラブの核心をすませた後、そのまま懸垂下降。
昼食の後、奥の細道のルートへと。つるべで登ることにする。
2ピッチ目のフォローであったが、ビレイポイントまであと少しで
突然の夕立に。とにもかくにもビレイポイントへと急ぐ。
こんな時は冷静であることが大切だ。
雨の中、これ以上水流の滝のスラブを登るのは無理なので
下山の為の懸垂下降の設定へ。
ロープ回収も気を使う。
ロープが濡れているのでスタックしやすいからだ。
案の定その通り。
が、うまく回収できた。 よかった。
メンバーとのこつこつとトレーニングを重ねるも、
装備の点検等、確認事項の共有をせねばなるまい。
安全に帰ることが大切なのだ。
本番まで目前だ。
気がつけば時は過ぎ去っていくのだ。




2014年6月29日日曜日

借りた本

先日、Hさんから、二冊の本をお借りした。
現代登山全集剣岳をどう登るかの両者である。
昭和の30年代から51年までの発刊されたものである。
たいへん貴重なものをお借りした。
今、情報が多い中での当時の詳細に綴られた記録は
当時、クライミングをする者にとって何事にもかえがたい一冊である。
日本登山体系にもルートは掲載されてはいるが、もっと詳細だと思う。
今日はHさん、Kさんとともに陶が岳のマルチクライミングである。
花崗岩は久しぶり。話にならない。
気を取り直しての後はメンバー全員。OKである。
梅雨の晴れ間の日曜日、良きトレーニングが出来たと思っている。

2014年6月7日土曜日

三日坊主

きがつけば、もう6月に入ってしまった。
初春といえば、すずめの子育てが懐かしい。
その後は、つばめだ。
数日前に入梅の雨が降った。
翌朝、豊後梅の下に小さな卵、数個が割れて
巣とともに落ちていた。
そういえば、かん高い鳥の声がするなと思っていたのだが。
なんとも悲しい事になってしまった。自然の成り行きか?
巣を元に戻したのだが、そう簡単に事態は回復しない。
自身を、回復させようと思い、チャレンジ。
その成果、三日目の夜は田染にいた。
体調の調整で、三日間、禁酒ということに決めたのだが、
これが自分にとって難しい。まして三日間など。
なんとか三日坊主、達成。三日坊主が出来ればたいしたものだ?
昨年も訪れた田染の荘の蛍。つゆの合間である。
チャンスは全ての人に訪れるとは思うが、その時を逃してはいけない。
その時がいつ訪れるかは誰も知らない。その時の為に。

2014年5月7日水曜日

双子尾根からニードル

5月1日から4日まで、双子尾根から杓子のルートに日程を取った。
初日と最終日は移動日。
なか二日で、猿倉から小日向のコルのテン場に設営し、
翌日、双子尾根の雪稜登攀から杓子岳を目指す。
入山日が早かったせいで先行トレースもなく猿倉台地から先は
下山時の為、赤旗を打っていった。
小日向のコルまでは急登。約3時間程で到着。
風もなく、雪を切り出し設営に取りかかる。
竹ペグを埋め込み、入り口を下げて完了。
炊事場も作り、少しだけの宴会。明日のルートを確認する。
翌日、朝日の昇る前、出発。
双子尾根は、今年、雪が少なかったせいか、稜線に
地面が露出しているところもあり、藪漕ぎをさせられる。
これがつらい。
樺平からはいっそう傾斜がまし、風も強くなる。
明大山岳部の先行トレースのおかげで楽をさせてもらった。
核心の岩峰は雪が少ないため大きく岩肌が見える。
時折、耐風姿勢を取らされる。下山時の事を考え、
タイムリミットとする。足元に気をつけながら慎重に下る。
小日向のコルでは入山者が続々やってくる。
午後からは天気が急変。山は見えなくなってしまった。
今回、初めてのルートに臨んだが、力不足を感じた。
来年への課題の残った山行であった。
連休最後の日は比叡である。
1峰ニードル左岩稜は5級下となっている。
5~6年以上前に取り付き、懸垂後の2ピッチを残していた。
最初のピッチは6級でスラブを登り、いったん切る。後、垂直の
クラックを登り、最終5級+のピッチへと繋ぐ。
つるべで登っていったが、最後は有さんにお願いした。
風の通り道か?ニードルはいつも吹く。
南面側に回りこむと今までの上着は必要ない。
雪山を楽しみ、クライミングを楽しんだゴールデンウィークであった。
双子尾根のメンバーとニードルのパートナーに感謝です。

2014年3月27日木曜日

お彼岸

この時期の大山は例年安定している。
今年も、恒例の残雪雪稜にのぞんだ。
安定していると思っても山は自然。
数日前には縦走グループの遭難事故もあり、
稜線には花が手向けられていた。
弥山の先の三角点は今年の積雪量の多さを
物語っていた。
縦走路に入り、最初の核心部にて折り返す。
予定通り、少しだけ雪稜登攀の雰囲気を味あう。
スキーヤーもたくさんいて、登りは、視界が悪かったのに、
山頂に着いたとき、すばらしい眺望をもらった。
往路は6時間ほどで現地に着き、少しだけ
夕方まで元谷にてロープワークもできた。
天気にも恵まれ、事故もなく下山でき、来期の
北壁の約束をして、大山寺をあとにした。

2014年3月10日月曜日

みまた

先日の雨が気になるも、今年の大雪の影響は残っていた。
ルンゼの氷はなくなってはいるが、谷筋はしっかり、雪がある。
雪はしまっていて、アイゼンはよくきき、快適。
下山時の途中、ネコヤナギだろうか?
少しずつ、芽をふいていた。
春は、もうそこまでやって来ている。



2014年2月23日日曜日

滝谷 ふたたび

前回、F1までだったが、今回はリベンジとして入山。
F1はkさんがリード。その後つるべで登るのも変則パターン採用。
リードとフォローの間に環付フィックスにて登るシステム。
F1以上は腰以上のラッセルである。4ピッチで山頂に立つ。
最終のロープウエーに間に合わず、神社まで下山。
Hさん、時間を合わせたように迎えにきてくれた。
ありがたい。
13時間の行動であった。
今回はワカンなし。ロープは3人で8.5mm50mを使用。
イボイノシシがF1で役に立った。
誰もいない山頂で由布の夕焼けを見た。

2014年2月19日水曜日

おんも

このところ、非常に寒い日が続いている。
山は真っ白だ。
しかし、春の訪れは確実にやって来る。
先日植えたチューリップの球根から少しずつ、芽が出てきている。
みーちゃんは、その日の夕方、毎日、楽しみに観察するのだ。
今、かれらは、やっと地面から顔を出したところだ。
鶴見の谷は扇山からだと詳細に分かる。
海岸線から眺めると、山全体が白く輝いている。
やはり、登らなければ。
故障の前は、トレーニング場だった。
中腹からワカンをつける。最近はワカンの出番が多い。
扇山でワカン?信じられないが、これが現実。
午後の雪山を楽しんで下山。

2014年2月16日日曜日

鶴見岳 滝谷

昨日、今日と由布岳、鶴見岳周辺で雪山を楽しむ。
近場でも十分、雪山に接する事がここ九州でも可能である。
昨日は鶴見岳の滝谷に行くも、途中敗退の結果となった。
なんと林道歩きが取り付まで2時間40分もかかってしまい、
滝までの登攀となった。
新雪での山行なので、ワカン装備だったが、見事に活用。
70cm以上のラッセルはきつく、谷に入るとそれ以上。
異常気象とはいえ、積雪量がすごい。帰り道の林道には
デブリの跡があった。
一般道も通行止めが相次ぐ中、由布岳へ。
マタエからのトレースはない。
登山口で会った遭対のメンバーと一緒に西峰へ。
まだまだ、冬山が楽しめる身近な山であった。

2014年2月11日火曜日

トレース

雪を探して中国地方の十種ヶ峰の洗礼を受ける。
当初の計画はスキー場からの登山口と設定してはいたが、
幸か不幸か、神角登山口からのスタートとなった。
初めてというのは、すべてが不安と楽しみが混ざり合う。
これが良いのだ。
標高差約600mの山頂までの高低差を2時間45分でピークに立つ。
3パーテイの登山口でのスタートであったが、最初の組が見えない。
途中、彼らの足跡も消え、念願どおり、トレースを刻むこととなる。
運よく、今日はまだ、誰も登ってないのだ。
初めての山で、トレースなしのルートをみながらのラッセル。
気持ちが良い。
登山口から堰堤を越え、谷筋を遡り、林道から再び、山道へ。
時折、平坦ともなるが、積雪量は膝程まであり、ワカンを装着。
スキー場からの合流点の鳥居を過ぎ、いよいよ山頂を目指す。
後からのスノーシューのパーテイーのおかげで途中から
楽をさせて頂いた。もちろんお礼も。
風をしのぐ所で大休止の後下山。
天気も良く、日帰りの山行であった。

2014年2月5日水曜日

御在所

宇土内谷のアイスから3週続けてのアイス。
時期的に良いコンデションと思われた日程を設定した。
が、しかし。である。
先週の暖かさはここ御在所にも到達していた。
氷がないのだ。うーむ。これはおかしい。
藤内小屋で下山者に情報を入手。
山頂付近は何とか登れるみたいらしい。
藤内小屋から裏道登山道を山頂付近までつめ、
藤内沢を下降、取り付きへ。
ワンピッチ、リードで登り、後は交互にトップロープにての
トレーニングとなった。
翌日もアイスの予定だったが、早めに下山。
藤内小屋のオーナーとも身近に話も出来、十分な
アイスは出来なかったが、それなりに良き山行が出来た。
大洪水の後の復旧は大変らしかった。
日向小屋も復旧していた。
御在所岳はロープウエーも設置されて、楽に山頂も立てる。
が、花崗岩の有したクライミング、今の時期のアイスクライミングなど
豊富に山が楽しめる場所だと感じる。
また、小屋の主人の人柄も良く、アットホームな小屋だと思う。
一泊二食の値段も北アルプスに比較すると格安である。(4700円)
5月には花の咲く季節がやってくる。
花崗岩とアカヤシオの花のコントラストが良い。
前尾根のクライミングが待っている。

2014年1月24日金曜日

鶴見岳 地獄谷

今シーズンのベストコンデイションと思われる鶴見の地獄谷に
Hさんと二人で取り付くも、下部は雪も少なく、凍っていない。
落石に注意して、ルート取りを気にしながら、上部へ。
中間部あたりから、雪面はクラストしており、歩きやすく、
高度をかせぐ。間違いなく、噴気の下に出た。
左岸を巻き、稜線へと進む。
縦走路に出会い、山頂へ。下山はロープウエーである。
取り付きから3時間ほどで、登山道に出た。
地元の山のアルパインを楽しんだ一日であった。

2014年1月5日日曜日

阿弥陀岳北稜

1月1日から5日まで最高な天気に恵まれ、メンバー4人で登ってきた。
ロープは4人で8.5mmの50mを2本。通常の3人パーテーシステムにプラス1。
リードがフォローの2本のロープを引き、残りの1人はフィックスにてプルージックを取り
フリーの変則のパターンで3ピッチを終える。
行者小屋から夏道分岐を過ぎ、樹林帯のなかからジャンクションピークへ。
これからブッシュ混じりの雪稜が1ピッチ目である。
2ピッチはガバの多いクラックを登りビレイポイントへ。
3ピッチは傾斜のゆるくなった所からナイフリッジを通過して
4ピッチへ。100mほど雪稜を登ると山頂である。
下山はコンテで下り、懸垂下降を1回入れて中岳とのコルに到着。
コルからは、雪崩を気にしながら20分で行者小屋に着く。
風もなく、良い条件でクライミングを行うことが出来た。
岩稜入門ルートとはいえ、取り付きまでのルートファインデイングから

アイゼン装着での岩登り、オーバー手袋をしたままでのロープ操作等、
やることは同じ。
トレーニングは石鎚の岩場で行い、2名のメンバーは、鶴見岳、滝の谷での
本番さながらの自主トレを行った。
天気にも恵まれたが、その前に良きメンバーに恵まれたことに感謝する次第である。
2日目は南沢小滝でアイスを楽しんで下山。
計画通りの2日間であった。